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Posted: 12 Jun, 2023 @ 11:18am

プレイ時間:38時間(ノーマルキャンペーン8マップのみプレイ)

北アフリカ戦線での任務を終えたナチススレイヤーことカール・フェアバーン。
直後彼に次なる任務の命が下る。
「イタリアへ行き、ナチス脅威の新兵器“無線誘導ミサイル計画”を止めろ!」
イタリアでカールを待ちうけるものは…!

まあつまり い つ も の スナエリ。
なんでもかんでもスナイパー一人に任せすぎだと思うよ連合軍。

長所:
・広大なマップとノンリニアな進行
 今作は前作と異なり広々と射線が通ったマップが多く、狙撃が楽しい。
 その広いマップ内に敵兵や銃声隠蔽ギミックが散りばめられており、
 プレイする度発見と攻略があり最適化が進む。
 前作比でレベルデザインが飛躍的に向上しているように思う。
 MGSV:GZに近い。ステージ数の分だけ新鮮なGZが遊べる。
・武器パーツ取得システム廃止
 アレは最悪だった。廃止万歳。
 代わりに銃毎に課題のようなものが設定され、
 それを達成すると強化されるという形式になった。
 (反面DLC武器も強化が必要になり少し面倒にはなった)
 双眼鏡は武器ではないので強化なし、
 最初からフルスペックの倍率20倍。最高。
・消 音 弾 実装
 プレイヤーロードアウトの項目で
 レベルを消費して解禁する消費アイテム。
 1スロット10発で最大20発まで持ち込み可能。
 待望の無音狙撃可能アイテム。
 代わりに徹甲弾が消滅したが
 あんなもん無くても困らん。
 これが欲しかったんだよこれが。
 流石に初期からは使えないが低レベルでも解禁は可能。
 大体ステージ1クリアくらいで
 解禁可能になってると思われるので次に進む前に解禁推奨。
 なお強力な分拾う機会がとても少ないので使い所は考えよう。
・キルカメラの演出
 前作はテンポが悪く爽快感が足りなかったが
 今作はテンポよく弾丸がギューン!と飛ぶため見ていてとても気持ちがいい。
 まさにこのためのシリーズなのでここが良いのは何よりも素晴らしい。
 あと狙撃以外でのキルでも発動するようになった。
 明らかに爆発するだろうという赤ドラム缶やら
 ハンディトーチやジェリカンの爆破キルでもキルカメラが発動する。
 これはこれで結構楽しい。
・敵兵のAIアルゴリズムの進化
 今作は敵兵同士で連携する設定があり、
 仲間が倒れると見えていなくても
 「あいつどこいった?」とばかりに警戒する
 離れすぎたり壁越しだと気付かない事もあるので
 倒れる音で反応しているのかもしれないが。
 また、兵士が少なくなると
 「しょうがねえあいつの持ち場替わってやるか」
 と巡回ルートが変化したりもする。

短所:
・リロケーションシステム
 基本は前作と同じ、とても強力なシステムなのだが
 今作では警戒ゲージが消滅し、ちょっと分かりづらくなってしまった。
 まあ別に一回撃つ度狙撃地点を変えれば済む事ではあるが。
・今作は装甲車や戦車などは狙撃で破壊不能になった
 (ドライバーや砲手をのぞき窓から狙撃して無力化はできる)
 破壊するには梱包爆薬を直接車体に仕掛けるしかない。
 V2のように弱点狙撃で壊せるようにしてほしかった。
・steam版には日本語がない
 CS版には日本語が追加されたが、steam版にはない。なぜだ。
 かつては有志翻訳パッチがあったのだが、
 アップローダー廃業につき現在入手不能。
 なお有志翻訳の翻訳度合いはキャンペーン本編ムービーシーン+UIほぼ全てが翻訳完了、
 一部目標及びステージ中の主人公のセリフや敵兵の会話などは未翻訳。
 DLCの方はプレイしてないので翻訳度合いは不明。

総評:
単品のゲームとして見ると
MGSとは似て非なるものだが独自の面白さを味わえる良作。

シリーズとして見ると
システム諸々を3から引き継ぎつつ調整とレベルデザインの妙により
要素を殺さず近接ステルスも狙撃も両立させた傑作。

つくづくsteam版に日本語がない事が悔やまれる。

セール時はとてつもなくお安く質もいいのでオススメのゲーム。
MGSで繰り返し周回して効率化するのが好きな人に特にオススメ。
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