Recent reviews by Nanamiya

本作の魅力が半分ぐらい詰まったサントラ。
ゲーム内の約80曲がまとめて収録されており好きな曲をじっくり聴ける。
特にメインテーマである「星に駆られて」は、ゲーム内だとフルで聴ける場面があまりないのでとってもお勧め。
内容はspotifyで配信されているものと全く同じですが、こちらはタイトルが全て英語版になっているので少し分かり辛いです。
また、イベント期間のBGMと追加されたモンスターのBGMは未収録なのが少し残念。

それでも十二分に聴きごたえのある良サントラですのでオススメです。

New Worldが手掛けるリアル系FPSの第3作。

舞台は中東。反乱勢力と制圧側に分かれ、各チェックポイントを制圧していくというもの。
前作Insurgencyに引き続き、オンラインでのマルチプレイがメインとなっています。
ローカルでのシングルモードも可能ですが、おまけレベルの内容です。
※マルチプレイではPvEとPvPのゲームモードがそれぞれ用意されていますが、PvEメインでのレビューとなります。

ゲーム内容は前作とほぼ同じですが、前作と異なる部分について挙げています。

• 一部のクラスでしか使用できない武器や、コマンダー専用の支援要請が追加され、前作よりプレイの幅が広い
  
• 砲撃や航空支援、武装トラックなどが登場し、撃ち合うだけの脳筋プレイ以外も出来るように
  
• ドアブリーチや窓のパルクール、高速リロード、敵の武器から弾の取得等の動作が追加された
  
• キャラクターが作成できるようになり、ゲーム内の取得ポイントで見た目を変更できる(少ないですが)
  
• 音がより細かくなり、敵が足音や投擲物の音に反応するようになった
  
• ゲームエンジンがsource engineからUnreal Engineになり、全体的に綺麗になったがもっさりとした動作に
  
• 現状MODがサポートされておらず、プレイできるマップが6つしかない(2019年5月1日現在)

まず操作感がPUBG等に近くなり、もっさりした動作になったので人によっては好みが分かれるかもしれません。
ゲーム自体もアップデートで最適化されましたが、かなり重いです。
その分グラフィックは前作と比べても綺麗になっています。
AIは単調気味ですが、こちらの音や動きにかなり反応するようになり、ちょうど良い難易度になっていると思います。
また、PvEに関しては適当にプレイ出来るカジュアルさなので遊びやすいです。
ただし、マップが6つしかないのである程度プレイすると飽きます。


マップの少なさとゲームの重さは以外は良く出来ているのでFPSが好きな方にはお勧めです。

人狼ゲームをモチーフにしたホラーノベルアドベンチャー。
ホラーノベルといっても直接的なホラーはあまり無いので気になりませんでした。
※一部軽いネタバレを含む部分は伏字にしています。(序盤で分かる範囲のネタバレですが)

五月のある日、バイク旅行中に事故を起こし、とある集落に迷い込んだ主人公、房石 陽明。
そこで一夜を明かす事になった陽明は黄泉忌みの宴と呼ばれる儀式に巻き込まれてしまう。
しかし宴は人狼と人の生き残りを賭けた騙し合いの場だった。
この中で主人公、陽明はこの人狼ゲームを生き残るために集落を調べていく…　というのが大雑把なストーリーです。

また、ストーリー含めプレイしていた際に気になった点がいくつかあったので挙げておきます。

• 人狼ゲームと大体同じですが、完全に同じルールではなく独自の設定やルールが足されていること。
  
• 主人公のクセが強いので人によっては寒い茶番に拒否反応がでそうなこと。
  
• 内容がドロッドロで一部鬱になりそうな展開も含んでいること。

などなど若干ありますが基本的なストーリーはー徹夜でやるほど面白いです。
特に登場人物は全員個性的で全員が全員それぞれのやり方で騙そうと、騙されないようにとするので最後まで敵か味方か分からず驚かされっぱなしでした。
ただし後半で別の展開になるのですが、そちらはトンデモ展開気味なのでうーん…？となる部分もあるかもしれません。

ゲームとしての直接的な操作はほとんどなく選択肢を選ぶ程度ですが、正しい選択でも主人公が死んでしまえばそこで終わりなので(当たり前ですが)、死なないような選択肢を選ぶのが重要になります。
一度死なないと選べない選択肢もあるので最初は必ず死にます
また、登場人物のボイスは個別にオンオフが切り替えられるので、気になる部分だけオフにすることも可能です。
ストーリーは大体20時間ぐらいあればクリアまでは行ける位の内容で、クリア後のおまけや別視点モード含めても30時間あれば終わると思います。


不満点も書きましたが全体としてはとても面白いのでアドベンチャーゲームが好きな方にはお勧めです。

刑務所運営ゲームのPrison Architectとcraft the worldのタワーディフェンスを足したようなゲーム。
プレイヤーはとある惑星に不時着した遭難者(入植者)を操作し、宇宙船を作って脱出を目指すまでがゲームの流れになります。
実際は脱出せずに永住や他地域への派遣(a16のアップデートにて実装)も可能であり明確なクリアはありません。

まずプレイヤーは入植者に指示をあたえ、施設を作り食料や資源の確保を目指します。
農場を作って農業をしてもよし、狩猟で生きるもよし、はたまた野生動物を手懐けて動物王国プレイも良いかもしれません。
彼らはそれぞれ性格をもっており、明るい性格や作業が早くこなせるプラスのものから放火魔やドラッグ常習者まで様々な入植者が存在します。
しかし入植者は非常にもろく、序盤はカメに噛まれて死んでしまう事もあります。
その他にもこのゲームでは様々なイベントが頻繁に発生するので油断をしているとすぐに全滅してしまうでしょう。
安定してくると飽きやすいジャンルですが、入植者のもろさとイベントの多さもありかなり忙しいため飽きにくい内容となっています。

また1月現在アーリーアクセスのゲームで、頻繁にアップデートが行われています。
パッケージはいくつかありますが、敵として登場する人物の名前(ランダムですが)を決められたり入植者のバックストーリーを設定できるものでゲームプレイには関係ありません。
レビューは好評ですが、好みがはっきり分かれるゲームのため、一度動画などで見ることオススメします。

箱庭ゲームや経営シミュレーションなどが好きな方にはオススメです。

舞台はアメリカ。主人公のリーがパトカーで刑務所に移送されている場面から始まります。
しかしウォーカーと呼ばれるゾンビによって、パトカーは事故を起こし大破。
必死で逃げるリーが駆け込んだ家、そこで一人取り残された少女クレメンタインと出会う。
二人はクレムの両親が残したメッセージをもとに安全な地を求めて旅へ…。

いくつかの選択肢を選ぶことによってストーリーが進んでいくホラーアドベンチャー。
操作パートでは会話や探索をすることによってイベントが発生します。
この時、会話での選択肢や対応によって、リーは他の生存者から嫌われたり信頼されていきます。
時には誰かを助けるために誰かを見捨てる事があるかもしれません。
そうした極限の選択をプレイヤーは続けていくことになります。

ストーリーは5章に分かれ、20時間程でクリア出来る内容となっています。
ほぼ全てのパートが重い内容ですがストーリーはとても良く出来ていました。
続編のシーズン2も出ていますが、話が繋がっている部分が多いので1をクリアしてから2をプレイすることをオススメします。
ちなみに選択肢によってストーリーが変わるとありますが、大筋は変わりません。
ストーリーと選択がとても重いので投げ出したくなりますが、ラストまでやってよかったと思える結末でした。

2017/06/28 追記
日本語化の際は外部ツールのパッチが必要になりますが、現在リンク切れやウイルス検出等の情報がありますので日本語化の際はご注意ください。

14歳の王女エロディを無事に生き延びさせながら即位を目的にするアドベンチャー。
内容は2つのパートに分かれ、操作パートでは何を学習してどのスキルを伸ばすか、どこに行って誰と合うかを決めます。
イベントパートでは、操作パートでの行き先や選択によって様々なイベントが発生します。
ほとんどの場合エロディを殺しに来るイベントのため、プレイヤーは15歳の誕生日までこれを生き延びることが目標となります。
イベントでは決闘や毒殺、魔法などあの手この手を使って暗殺を企てる相手から生き延びなければなりません。
さらにイベントではスキルによって成功や失敗判定が複数パターン用意されており、意外なスキルが役にたつかもしれません。
品行や運動神経、神学などさまざまなスキルで生き延びて即位を目指しましょう。

2時間ほどでクリアできる内容ですが、マルチエンディングとなっているので飽きにくい内容でした。
育成シミュレーションが好きな方はオススメです。